2008年12月15日

鼻笛の吹き方、曲の高さを決めるには

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。曲を吹いていて、高くなりすぎて吹けない・低くなりすぎて吹けないということがあります。吹きはじめる前に確かめておくといいです。

いちばん高い音、低い音から決める

いきあたりばったりに曲を吹きはじめると、曲の途中で音が高くなりすぎたり逆に低くなりすぎて吹けなくなることがあります。(私にはあるんです。)
これは最初に無理なく吹ける高音あるいは低音を探して、そこから曲の高さを逆算して吹きはじめると解決できます。私はよく低くなりすぎるので、そっちで説明します。

  1. 鼻笛を鳴らす
  2. 鳴らしながら音を下げて、これなら無理なく吹けるという低音で止める
  3. それが、今から吹くつもりの曲の中でいちばん低い音
  4. いちばん低い音から曲の最初の音を探しだす
  5. 探しだした音で曲を吹きはじめる

曲の中でいちばん低い音はどこか、というのはすぐに分かるでしょう。曲を吹いていて、低くなりすぎて吹けなくなる箇所です。一曲とおして問題なく吹けるならそもそも問題ないです、よかったですね。

いちばん低い音から最初の音を探し出す方法は以前に説明しました。
» 「鼻笛の吹き方、音程を保つには 1」

音程の捉え方として西洋音楽では「固定ド」と「移動ド」の論争があります。
鼻笛はまちがいなく「移動ド」の楽器です。

 

2008年12月03日

鼻笛の吹き方、上手になるには 1

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛は初心者のうちは練習するほど上手になります。練習の内容よりもむしろ、練習した時間の方が大切かもしれません。

鼻笛の上達は吹いた時間に比例する

今まで私はずっと「気持ちよく鼻笛を吹けるようになるにはどうするのが早いか」という立場から、鼻笛の吹き方を説明しています。だから目指すのはせいぜい、忘年会の隠し芸で拍手をもらったりとか、路上で『ポニョ』を吹いて子どもに取り囲まれるとか、その程度です。

そしてその程度の腕前であれば、長く吹いてさえいれば自然に到達できるのではと考えています。いちばんまずいのは思いどおりにならないからと、投げだしてしまうこと。投げだすとまちがいなくゼロです。これだけはなんとしても避けたい。毎日いやいや練習して三日坊主になるくらいなら、気が向いたときに吹くだけの方がまだましです。そんなでも1年間遊んでいれば、そうとうの腕前になるのではありませんか。すくなくとも三日坊主の人より上手になっているはずです。

最悪、顔に当てているだけでもいい

幸いなことに鼻笛は左手だけで吹けます。左手で鼻笛をつかんで、右手は自由にテレビのチャンネルを変えたり、本のページをめくったり、パソコンのマウスをクリックしたりできます。

とにかく何かしながら片手間に鼻笛を吹いてください。ぴーぴーと適当に吹いてもいいし、好きな曲をエンドレスで吹いてもいいし。そんないい加減でも吹いていることには変わりなく、少しずつでも、なにもしないよりは確実に上手になります。「練習する」と思うといやになりますから、左手でほおづえを付くついでに鼻笛を顔に当ててください。人間は癖が悪いので、ついつい鳴らしてしまいます。そんなでいいです。
それでなんだか気分が乗ってきたら、それこそみっちり練習すればいいです。

とにかく、続けること。
一生懸命でなくていいんです、適当でいい加減でいいから続けること。

 

2008年11月26日

鼻笛の吹き方、いつも同じ高さで

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛で音程を正しく保ちながら曲を吹くのはとても難しい。同じ曲はいつも同じ高さで演奏するようにすると覚えやすいです。

鼻笛の音程はアナログ

鼻笛の音程はアナログです。半音はもちろんのこと、どんなに中途半端な音程の音でも鳴らすことができます。それしてその自由さが鼻笛の難しさでもあります。

えらそうなこと書いていますが、私の鼻笛演奏はそれほどでもありません。
「スライドでごまかせ」と先に説明しましたがそれも限度があって、正しい音程ですぱんと鳴らしたい部分もあります。かっちり正しい音程を出せなくて苦労しています。

いつも同じ高さだと覚えやすい

気がついたのですが、同じ曲を吹くときはいつも同じ高さで吹くようにすると覚えやすいようです。この音はこんな感じっ、ということを舌の筋肉が覚えてくれる感じです。(そりゃそうだろうという気がします。)

鼻笛の音程はアナログですからどんな曲をどんな高さで吹いてもよいのですが。同じ曲はいつも同じ高さで吹くようにするといい。

ただ同じ高さというのがまた分かりにくいです、「こんな高さだったっけ?」という感じで。チューニング用の笛とか音叉とか、電子チューナーとか持ち歩けばいいのかな。
自分は別の方法で音を決めています。次回に説明します。

 

2008年11月19日

鼻笛の吹き方、スライド

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。音をずりあげる技―スライド―を使うと、不安定な音程をごまかすことができます。

ティンホイッスルで「スライド」と言う

スライドは、笛を少し低い音から鳴らしはじめて本来の高さまでずりあげる技です。世界中の笛で散見されるありふれた技ですが。鼻笛では絶大な威力を発揮します。鼻笛でスライドできるできないは大違いです。

鼻笛の音程はどうしても不安定です。そんなにピタッ、ピタッといつも狙った音程で鳴らせるものではありません。そこで、少し低い音からずりあげながら「この高さっ!」という位置でとめてやると、高い精度で正確な音に合わせることができます。しかも不思議に上手っぽく聞こえるので一石二鳥です。
» 鼻笛をスライドとビブラートでごまかしながら吹いてみた

私は高音が苦手なので音がかすれているのがアレですが。上手っぽく聞こえませんか。これはスライドもビブラートもなしにふつうに平たく吹く方がはるかに難しいです。

と言ってもぜんぶの音をスライドさせると、さすがにわけわかんなくなりますから。ここはスライドする、ここは一発で正確に吹く、とメリハリつけて吹くといいです。
一般にぽんと音の高さが大きく飛ぶところをスライドすると、簡単だし上手に聞こえます。

 

鼻笛の吹き方、ビブラート

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。ビブラートをかけるとさらにきれいに聞こえます。

ビブラートは、横笛なんかでぴー~~~~と音をゆらすアレのことです。鼻笛の音にビブラートをかけられるようになるとぐんと上手になったように聞こえますから、ぜひマスターしたい。

鼻で笑う

鼻笛の音にビブラートをかけるには、鼻笛を吹きながら「ふふふん」と鼻で笑います。
» 鼻笛にビブラートをかけてみた

要領がわかったら、ゆっくり、はやく、激しく、ちょっとだけ、といろいろ試してみてください。日常生活では笑う筋肉を意識的に使うことがありませんから、おなかのあたりが気持ち悪いと思いますが。そのうち慣れます。

およよよと言う

鼻笛の達人モスリンさんは、鼻笛を吹きながらおよよよよと言ってビブラートをかけています。(声は出しません。)「ふふふん」と鼻で笑うと音の大きさがゆれます。およよよと言うと音の高さがゆれます。好きずきの問題です、どっちでも。

 

2008年11月09日

鼻笛の吹き方、音程を保つには 3

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛を吹いているうちにどんどん音程が外れていくという現象について考察してみました。

どんどん音程が外れていく

リコーダーやオカリナなどふつうの笛は、指穴をきちんと押さえれば正しい音程の音が出ます。だからふつうは笛の音を信頼して演奏します。音程に関しては笛任せで注意を払っていない、といってもいいと思います。

ところが鼻笛は音程が不安定です。
ソ の音を出したつもりで ソb だったりします。このときふつうの笛のつもりで鼻笛の出す音に頼りきっていると、その音を信じてしまいます。(…あれ、この高さの音でいいんだっけ?まあいいや。)そして ソb の音を ソ の音だと思いこんだまま、次の音を出します。この音もやっぱり外れています、それどころもっとひどく外れています。こうして(あれ?あれっ?あれぇーっ?)と吹いているうちに、何を吹いているのか分からないほど外れてしまう。

鼻笛で正しい音程で吹き続けるには、次のことができなければなりません。

  • 思ったとおりの音程を出せること
  • 外れた音程を正しく修正できること

思ったとおりの音程を出せること

それはたとえば、ピアノの鍵盤をどれかひとつポーンと叩く。そして鼻笛を吹いて「いきなりその音を出せる」ということです。身体感覚としては、ある音に対して「この音程ならこんな舌の形」という、口の中の筋肉の緊張感?を連想できる・再現できるということです。それができれば上手に鼻笛が吹けるだろうなと、想像できるでしょう。

一発で思ったとおりの音が出せるようになる、出したい音程にたいして「それならこんな舌の形」と直接連想できるようになるには、残念ながら訓練するしかないと思います。うまくやるちょっとしたコツといったものは存在しない。効率よく訓練するコツとか、飽きずに訓練するコツといったものはあるでしょうが…私としては、せいぜいそのようなコツをこの場で説明していけたらいいなと望んでいます。

外れた音程を正しく修正できること

それはたとえば、ピアノの鍵盤をどれかひとつポーンと叩く。そして鼻笛を吹いて「最終的にその音を出せる」ということです。鼻笛を吹いたら音程が外れた。それを(あ、低すぎた。もう少し高め)(ちょい低め)と正しい音程に修正する。これは素速ければ素速いほどいいです。極論、瞬時に修正できるなら「いきなりその音を出せる」のと区別がつきません。

外れた音程を正しく修正するためには、どこかに正しい音程があるということが前提です。鼻笛?は音程が外れていますから違います。正しい音程は頭の中にあります。ためしに『いつも何度でも』の出だしをちょっと思い出してみてください…ったら、聞こえるでしょう。ライアーのポロロンいう音が、頭の中で。では、それを鼻笛で吹いたらどんな感じに聞こえると思います?…ったら、なんとなく聞こえてくるでしょう。鼻笛の音が。これが正しい音です。

鼻笛を吹くときには頭の中でも鼻笛を吹いています。本当に鼻笛を吹くところを想像すると大変なので、鳴っている音だけ想像するというか思いだすというか。そしてその頭の中の鼻笛の音に合わせて、実際の鼻笛を吹きます。鼻笛は不安定ですから音程が外れます。(低いっ)と思ったら高くして(高すぎたっ)と思ったら低く、頭の中で聞こえている音程にそろえます。

言葉で説明するとすごいことになりますが、どうなんでしょう。はじめてなのに鼻笛をとつぜん上手に吹ける人がいます。あれは外れた音程を正しく修正するのが上手なんです。とつぜんできる人がいるくらいですから、そんなにむつかしいことではないはず。

これも訓練は必要です。でも効率よく訓練するコツとか飽きずに訓練するコツとか、そんなことをきちんと説明していけたらなと願っています。
(歌の音痴を直す訓練が参考になると踏んでいます。)

 

鼻笛の吹き方、音を区切るには

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛の音を区切るには鼻息をとめればいいです。結局それだけのことです。

息をとめれば音もとまる

鼻笛の音を区切るには鼻息をとめればいいです。とにかくとめればいい。8分音符の音をタタタタとすばやく区切るには?ふんふんふんふんとすばやく鼻息をとめればいいです。

鼻の奥で息をとめるのがいちばん速い

口を閉じて「んー」 「んー」 「んー」と言ってみてください。声がとぎれる、ということは息がとぎれているわけですが、このとき鼻の奥をふさいで息をとめています。もっと速く「ん、ん、ん、ん」「んんんんんんんんっ」とできますか。この要領で鼻息をとめると素速く小刻みに音を区切ることができます。
» 鼻の奥で息をとめる

要は、鼻息をとめればいいです。

 

2008年10月28日

鼻笛の吹き方、音程を保つには 2

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛で音程を正しく保ちながら曲を吹けるようになるために、キラキラ星で訓練します。いきなり鼻笛が難しいなら歌ってもいいです。

音の高さを把握していれば外れない

どんな音でもいいから、ドの音と決めたら動かさない。ほかのレミファソラシも動かさない。これが「今、自分がどの高さの音で曲を吹いているか把握している」ということでした。これができれば、鼻笛で曲を吹いているうちにだんだん音が外れてくるということはなくなります。

ここで、ちょっと聞いてぱっとできるようなコツがあればいいのですが…どうも訓練して辛抱強く身体に覚えこませるしかないようです。

キラキラ星で訓練

簡単な曲―キラキラ星―で訓練してみましょう。

  1. 鼻笛を適当に鳴らす。
  2. 鳴らしながら、頭の中で(ドー)と言う。
  3. 言いながら(これはドの音ドの音)と思いこむ。
  4. ドの音だという気がしてきたら「ドドソソララソ…」と鼻笛を吹いてみる。
  5. 他の音で 1 から繰り返す。

» キラキラ星で訓練してみた

これが苦もなくできるようになれば音が外れなくなるはず、なんですが。

難しいなら歌ってもいい

鼻笛でやるのが難しければ、歌えばいいです。適当な音で「ドー」と声に出します。なんだかドの音に聞こえてきたら、「ドドソソララソ…」と歌います。うん、こっちの方がなんの用意もなくどこでも訓練できるのでいいですね。

上のとおりに歌えるようになったら。
他のもっと難しい歌謡曲で試したりしてみてください。訓練というとアレですが、けっこう楽しく暇をつぶせます。

 

2008年10月19日

鼻笛の吹き方、音程を保つには 1

鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛で音程を正しく保ちながら曲を吹くのはとても難しい、上手になるには訓練しかないようです。

曲を吹いているうちに音が外れてしまう

鼻笛で曲を吹こうとしたときに難しいのは音を外さないことでしょう。音程をずっと正しく保ちつづけること、と言いかえてもいいと思います。鼻笛を吹いているうちになぜだか音がどんどん外れていって、最後には何を吹いていたのか自分でも分からなくなることがあります。

これは、今、自分がどの高さの音で曲を吹いているのか、しっかり把握できていないために起こります。自分が吹いている曲の音の高さをきちんと押さえられないと、正しい音が分かりません。分からないから音が外れても気がつかなくて、それがどんどん積みかさなり、はっと気がついたときにはぜんぜん調子っぱずれになっています。

キラキラ星さえおぼつかないようでは

ちょっとテストしてみましょうか。

  1. 鼻笛を鳴らしてください。どの高さの音でもいいですけど、ぴったり一定の高さで鳴らしてください。
  2. この音の高さをよく覚えておいてください。覚えたら鼻笛を鳴らすのをやめてください。
  3. 今の音をドの音とします。
  4. 今度は鼻笛でソの音を鳴らしてください。

ピアノのドの音に合わせて鼻笛を吹いてそれから…なんてインチキしてはいけませんよ。適当に鳴らした音をそのままドの音に決めて、ソの音を鳴らします。どうでしょう、ソの音を鳴らせましたか?ではもう一度、今度は別を音を鳴らしてそれをドの音にします。どうです、できましたか。

人によっては簡単にできたでしょうし、まったくできない人もいるかと思います。
どういう事かというと、ドの音を鳴らして次にソの音を鳴らすことができない、ということは「ドドソソララソ…」つまりキラキラ星の最初でいきなり躓いてしまうということです。こんな簡単な曲が吹けないようでは、ジブリの名曲なんてとてもムリだという道理です。

上手になるには訓練しかないようで

ドの音を決めるとソの音が決まる。もちろんほかのレ、ミ、ファ、ラ、シのすべての音が決まる。一旦決めたら動かさない。これが「今、自分がどの高さの音で曲を吹いているのか、しっかり把握できている」ということです。これができないと、曲を吹いているうちにどうしても音が外れていきます。

どうすればできるのか。
…これがどうも、ちょっと覚えたらぱっとできるみたいなコツはなくて、訓練するしかないようです。長くなったので続きは次回に。

 

2008年07月17日

鼻笛の吹き方、ダイジェスト

埼玉の鼻笛

埼玉の鼻笛はUSAのノーズフルートという玩具から生まれました。ノーズフルートは粗末なプラスチック製で、演奏する姿も羞恥プレイな感じの実際、パーティーの罰ゲームに使われるような玩具です。音もよくありません。

しかしこのユニークな発音原理に感心した埼玉県の陶芸家佐々木浩章さんが、陶器ならきちんとした楽器が作れるのではと思い立ち、小さなお面の形の土笛に仕上げました。

鼻笛は鼻息を口に通して鳴らすという、非常にユニークな仕組みになっています。発音原理はオカリナや口笛と同じ空洞共鳴で、オカリナや口笛によく似たかわいい音がします。音域は達人が吹けば3オクターブに届くそうで、ユーモラスな見かけによらず高性能。

鳴るしくみ

鼻笛は、それだけでは笛の役目をはたしません。どうやって鳴らすのか知らないとまるでナゾナゾでしょう。

図を見ればなるほどなんですが。
笛を鼻と口にぎゅっと押しつけて鼻息を吹くと、鼻息が口の中に共鳴して笛が鳴る仕組みです。

音の高さは口の中の容積できまります。舌を後ろに引っこめると口の中が広がって音が低くなります。舌を前に押しだすと音が高くなります。

持ち方・構え方

鼻笛は、左手の親指・人差指・中指で持つとよいです。人差指をお面の鼻に当てて、親指と中指でお面の両方の頬のあたりをはさみます。

笛を持ったらまず、自分の鼻に押し当てます。写真のNoseと書いてある穴のところです。ちょっと鼻息を吹いてみてください。ちゃんと鼻息が穴に通っていますか。鼻息が穴に通っているのを確認したら…そのまま笛をぐぐぅっと上に押しあげてください。鼻は多分、いや間違いなくブタっ鼻になっています。これが陶器でよかった。透明なクリスタル製だったら恥ずかしくて誰も吹きたがらないでしょうね。

笛をぐぐぅっと上に押しあげて鼻に密着させたら、次は唇を「あー」とひらいて笛にべちゃっと押しつけます。写真のMouthと書いてある穴のところです。できるだけ密着させて空気がもれないようにしてください。笛の両側面を親指と中指ではさんでいると思いますが、ちょうどそこが空気がもれやすい場所です。親指と中指も上手に使って空気がもれないようにふさいでください。

…顔がけっこうシンドイと思います。
なぜ私はこんなことをしているのだろうとか、自省したら負けです。鏡も見てはいけません。

鳴らしてみる

これで鼻息を吹けば十中八九音が出ます。ポイントとしては、どうなんでしょう。

  • 吹くのは鼻息だけです。口から息を吐いてはいけません。この感覚はけっこうまどろっこしくて、人によっては練習が必要かもしれません。
  • 舌は後ろに下げておきます。口の中に大きなブドウ玉を入れてる感じです。
  • 意外にあちこちから空気がもれています。あまり空気がもれると音がかすれます。
  • 顔が笛になじむのに2,3日かかるかもしれません。根をつめて練習しない方がいいです。

音が出るようになったら、舌を前に出したり後ろに引いたりしてみてください。音の高さが変わります。口笛の上手な人ならすぐに曲が吹けるようになると思います。
» 鼻息で 『愛のテーマ』 を吹いてみた

鼻笛の吹き方を駆け足で説明しましたが。こんなもんでしょう。